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テーマ別企業紹介

名古屋発の婦人服メーカーミセスファッションに圧倒的強味を発揮する「二葉」

百貨店などを中心に展開する
婦人服専門メーカー「二葉」。
中高年の女性に絞っていること、また超ラグジュアリーとは一線を画し、こなれた価格帯のボリュームゾーンを得意としている。

二葉

消費縮小マーケットの中、唯一消費が伸びているのは中高年市場である。
「いまこそ私たちの商品に注目が集まるはず」と、期待するのは名古屋市に本社がある婦人服メーカー「二葉」の丹羽一友社長だ。
「私たちの会社は創業以来、シニアと大きいサイズの女性に最高の着心地とおしゃれを楽しんでいただく婦人服を研究開発し、主に全国の百貨店の自社売り場にて販売してきました」
婦人服メーカーと言っても間口は広くヤング、キャリアなど世代ごとに専門メーカーがある。
そのうち「二葉」は中高年市場に的を絞った専門メーカーであるという特徴がある。
「このニッチマーケットに向け商品を自社企画、製造している企業は、日本では数少なく、私どもはその中でももっとも長い歴史を持っていると自負しています。その歴史に裏づけされた型紙作成のノウハウが最高の着心地とおしゃれさを約束いたします」。

例えば「カッソーロ」と「ラギッシュ」という「二葉」のブランドは、とくに大きいサイズの豊富さという面で他社にはない特徴が際立つ。
また同じく「オーモンド」というブランドにはお直しをしなくても着心地が良い点が気に入っているというファンも多い。
またもう一つ昨今の経済状況を踏まえて「二葉」に追い風が吹いていると考えられるのは価格戦略だ。
「二葉」の商品はバブルの時代、他社ブランドが高価格商品を次々に発表した時代から一貫して、特別なラグジュアリー価格帯は狙ってこなかった。
それは中高年が着やすい服であるという商品特性から考えて、気分的にも日頃から親しめる価格帯で売るべき、という会社の方針があったからである。

いま他社が、高価格商品が売れず苦しんでいる中にあって、比較的値頃感のある「二葉」の商品はタイムリーであると言えるのかも知れない。

変化に機敏に対応し、中高年市場に果敢に挑む企業である。

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