「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

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「あなたに合った保険探します」保険相談センター

たくさんの保険商品からあなたに合った保険を探し出します、という株式会社保険相談センターは、名古屋の中心部に位置し、テレビや新聞広告で集客している。
卓越したマーケティングセンスを紹介。

保険相談センター

「フリーダイヤル ハナコハナコ」
名古屋地区でいま頻繁にこんなテレビコマーシャルが流されている。
「0120―875―875」は「株式会社保険相談センター」である。
保険代理店として、地元密着で展開している会社で、とくにリーマンショック後の不況期にも、着実に業績を伸ばしている。
社長の村上実さんは、まだ40代前半だ。
村上さんの会社は国内、外資あわせて29社の保険を扱っている。
一般の人を対象に保険にまつわる相談を受け付け、相手のニーズにあった保険商品を選んで勧めたり、場合によっては複数の保険会社の商品を選んで希望にあったポートフォリオを組む提案も行っている。
「近年は若いサラリーマンで生命保険に未加入という人が増えています。既存の保険会社が得意にしていた職域セールスが企業のセキュリティ強化で難しくなったことが一つの理由です。多くの企業が職場への保険外交員の立ち入りを禁止しているためそこに、勤めている社員は保険との接点がなくなって、新加入希望者が相談する窓口が必要になったわけです。そしてそれに加えてリーマンショック以降は、金融不安のなか健全な保険会社の中から選びたいと情報を求めて、弊社を訪ねてくる例が激増しているのです。」

村上さんは、相談需要の増加に加えて今回の不況が、経営基盤の強化の上でもさらに追い風になったと力を込める。
「テレビコマーシャルや新聞広告の単価が急落したのです。とくに自動車不況により名古屋地区の景気が一気に冷え込み、広告代理店や放送局、新聞社はスポンサー集めに必死。首都圏と比べてもともと広告単価が安いですからうちのような新興企業にはなにより助かります。テレビ新聞の広告出稿を増やした他、名古屋グランパスのスポンサーになったり、アイススケート大会に看板を出したりした効果で一気に弊社の認知度が高まり、顧客開拓が進みました。」

土日は名古屋の中心中日ビルの相談窓口は訪れる客でいっぱいとなる。
「当然相談員の増員も必要になりましたが、これもうちには幸いでした。既存の生命保険各社が業績悪化しているため、退職者が増え、その人たちが次々にうちに入ってきているからです。広告だけでなく求人の面からも金融危機はプラスでした」
もちろんこうなったのは偶然ではなく村上さんの戦略の卓越さの賜物だ。
「どうしたらお客さんにとっていい店をつくるかマーケティングを考えました。保険相談センター、そして新たに作った社労士法人年金相談サービスという会社のネーミングもそのひとつ。どんな相談ができる会社なのかを会社名にそのまま表しました。フリーダイヤルをわかりやすくし、ホームページは動画にしました。また多店舗にしたら効率が悪いので、中部地区に住んでいる方なら絶対に知っている名古屋の中日ビル一階に店舗立地をこだわりました。また社員には障害を持った人が何人も在籍していますが、これは自らの体験で保険や年金の重要性を知っている社員から大切なことだという判断があるからです」

村上さんはいまこそ事業拡大の時と矢継ぎ早に手を打とうとしている。
昨今の将来不安、家計圧迫の状況をふまえ、家計総合相談センターも開いた。
「相談したい」という大衆のニーズを捉えて、保険・年金・税金・住宅・家計全般など幅広い相談メニューを、
ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、税理士などで展開している。
困った人の悩みを親身になって聞いてあげることで新しいビジネスのチャンスが広がるかもしれない。
ピンチはチャンスなのである。

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