
地方都市佐賀にありながらネット通販で全国の小売業やサービス業または工場などにユニフォームを売り込む「マルゼンユニフォームセンター」。
地方ではなかなかユニフォームが揃わないことを熟知しているだけに、きめ細かな相談を信条としている。
佐賀市にあるドラッグストア「ドンキー薬局」。
ここのスタッフが着ているユニフォームを納めたのはマルゼンユニフォームセンターだ。
「薬局とは言っても化粧品販売の比重が高いこと、若い女性スタッフが多いことを考えてファッション性の高いユニフォームが欲しい、と吉松潤二社長に相談していまのものに決めました。毎日身につけるものですし、ある意味で店の看板ですから親身になって相談にのってもらえることはユニフォーム選びには欠かせないポイントだと思います」
ドンキー薬局の宮地キクヨオーナーはこう語る。
マルゼンユニフォームセンターは佐賀市にある。
地元の顧客に納品するにあたってサンプルを持参するなどきめ細かいサービスで販路を確保してきた。
ただ地方都市の経済規模ではどうしても市場は限られる。
そこで近年ネット販売に力を入れてきた。
「全国から問い合わせや注文がきて驚いています。とくに山間部や離島などからのアクセスが多いことに気がついたのです。大都市にはユニフォーム業はたくさんあり過当競争ですが、おそらくそういう不便なところにはユニフォームが欲しいという需要はあっても、供給する店がきわめて少ないんだと思ったのです」
吉松さんはここにビジネスチャンスがあると考えた。
問い合わせに懇切丁寧に応える一方、サンプルを送ったり、送料無料にしたり、また零細な顧客にも一着から注文に応じますと手を差し延べた。
「うちだって地方都市の中小企業ですから、大企業にはない目線で顧客本位を貫けば必ず受け入れられると思いました。特にユニフォームのアドバイスなどにはどこにも負けないものを持っていますから、上々の手応えを感じています」
地元のニーズに応えるきめ細かさをネットでも実現したい。
そんなマーケティングに吉松さんは自信を見せている。