「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

テーマ別企業紹介




<豊味館>

豊味館 松尾あゆみ社長

おかゆと聞いてどんな連想をするだろうか?
お腹をこわして何も食べられないときに、母親に作ってもらったおかゆをようやく口にしたときの美味しさと、早く普通のご飯が食べたいという気持ちが重なる・・・。
「病中病後、あるいはこってりした中華コースを食べた翌朝の軽めの食事など、おかゆは体に優しいと感じている方が多いと思います。
栄養バランスも考え、元気な時にでもおいしく簡単に食べていただけるようなおかゆを考えました」
こう語るのは豊味館の松尾あゆみ社長だ。

豊味館が「もち米おかゆセット」を発売して2年、静かだが少しずつ売り上げを伸ばしている。
「豚なんこつ、彩り野菜とベーコン、若鶏と栗、と3種類あります。
これまでのお粥の概念を覆す具だくさんのレトルトパック入りのおかゆです。
栄養価も高く、また歯の弱いお年寄りでも食べられると、まとめ買いで常備するお客様が増えています」
(松尾さん)

3種類の異なる味を用意した

豊味館は長崎県佐世保市にある。
グループ会社の丸協食産はホルモンなどの精肉メーカーだ。
豊味館はスーパーなどを販路に日常必要な肉のを販売する丸協食産とは一線を画し、土産や贈答など付加価値の高い商品提案をしようと10年前に設立した。

「人の拳くらいの大きな牛テール肉の入ったレトルトカレーや黒豚ロールステーキなどこれまでヒット商品を出してきました。
ある時韓国料理サムゲタンの開発依頼があり商品化しましたが、あまり国内市場は広がりませんでした。
その後教訓を生かし、お肉に主体を置き、薬膳の具材や野菜を加え「ライトな主食感覚のおかゆ」という、日本人に合った新しいコンセプトにたどり着きました」
(松尾さん)

具だくさんで栄養価が高いのが特徴

常温で保存ができ、ダイエットにも、お年寄りの日常食にも適した商品として提案したところ、通販や病院、調剤薬局の店頭などから注文が来るようになった。

「おかゆはもともとは家庭内で体の弱った家族のためにつくるものです。
食の外注化の中で、家庭料理になりかわってご提供する新しいおかゆ市場を作りたいと思います」
(松尾さん)

核家族化、高齢社会に新たな販路を拓けるか、松尾さんは手ごたえを感じている。

オフィシャルサイトはこちら